借金額を整理する債務整理をしようと思ったら、まずは、個人で手続きを行うか、専門家に依頼するかを選択する必要があります。個人で行う場合、全て自分で行わなければならず、依頼費用はかからないものの、手続きに慣れていない場合には、返済額を十分に減らすことができない場合もあります。専門家に依頼する場合、借金と過払い金を合わせた金額が140万円を超える場合は弁護士に、それ以下の場合には、司法書士にも依頼することが可能です。債務整理には、任意整理、調停、民事再生、自己破産、過払い金返還の5つの方法があります。
それぞれの方法により、流れは多少異なりますが、一般的な流れとして、まず行うべきことは、借金の残額や、借入年数などがわかる書類を集めておくことです。借入先の情報、借り入れた際に受け取った契約書の控えや、請求書・明細書、現在の収入状況がわかる書類や、身分証明書なども必要となってくるでしょう。次に、書類が集まったら、依頼したい弁護士や司法書士を探します。整理方法によっては、債権者と交渉を行う場合がありますので、その分野に慣れている人、実績がある事務所に依頼すると良いでしょう。
また、多くの事務所では、無料で相談にのってくれるサービスを行っています。自分の借金の場合は、どの債務整理の方法が適しているのか、また、実際に依頼した場合の手続きの流れや、費用、どれだけ減額が可能であるかの仮計算をしてもらい、安心して任せることができると思うところに依頼するとよいでしょう。