借金の返済負担が大きくなり過ぎた場合には、債務整理を検討する必要もあります。債務整理は多くのケースにおいて、弁護士や司法書士に依頼して手続きを行うことになりますが、債務者本人も大まかな手続きお流れを把握しておくことが必要です。まず最初に行うことは弁護士事務所などに相談に行くことです。その際にどれだけの負債があるのか、収入はいくらかなどを考慮して手続き方法を決める必要があります。
面談の際には、借金の契約書や借入明細、債権者からの督促状などを持参する必要があります。弁護士との面談によって方向性が決まれば、正式に契約を結んで債務整理の手続きを開始することになります。尚、契約を結んだ際には着手金を支払う必要があります。正式契約後の流れとしては、まず弁護士から債権者宛に介入通知を送付してもらいます。
この通知によってその後の取立や返済をストップさせることが可能です。その後、正確な債務額を把握する為に、債権者から取引履歴を取り寄せて必要ならば金利の引き直し計算を行います。任意整理の場合は金利の引き直し後の債務額を基に和解案を作成して、債権者と直接交渉することになります。個人再生や自己破産の場合は裁判所への申立書類を作成して、提出する流れとなっています。
任意整理は債権者と合意出来れば合意書を作成して交渉は終了となります。個人再生や自己破産は債権者の決議を取ったり、債権者集会を開いたりして最終的に裁判所から認可されれば債務の減額あるいは免除が認められることになります。